かなめ眼科クリニック

吉岡町 の 眼科 かなめ眼科クリニック

〒370-3602 群馬県北群馬郡吉岡町大久保2243-3
TEL 0279-20-5113

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緑内障

 
日本人の視覚障害(中途失明)の原因の第一位は緑内障です。大規模な疫学調査により40歳以上の日本人の約20人に1人が緑内障であるとわかりました。治療せず放置すると失明に繋がる怖い病気です。
緑内障とは眼圧やその他の因子により視神経が障害され、視野が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です。
眼圧とは、私たちがきちんと物を見るために、眼球に一定の張りを与えて形を保つ圧力のことをいいます。眼圧が高いほうが緑内障のリスクも高くなりますが、一般的に正常と言われる眼圧でも緑内障を発症することがあります。

以下の症状やお悩みがある方はご相談ください。
検診で視神経乳頭陥凹を指摘された
片目で見て視野が欠けている
歩行中よく物にぶつかる
血縁者に緑内障がいる など

当院では視力検査、眼圧検査、視野検査、光干渉断層撮影、眼底検査などで病状の進行具合を診断し、点眼治療やレーザー治療を行います。

SLT(選択的レーザー繊維帯形成術)というレーザー治療を行っております。これは眼の隅角という部分に沈着している色素にレーザーを当てて散らし、視神経を圧迫する原因となっている房水の流出を良くして眼圧を下げるというものです。色素細胞だけに作用するので他の健全な部分にはほとんどダメージを与えることがありません。そのため再び眼圧が上がってきても、繰り返し安全に行える治療法です。 切開することもないので出血もありません。レーザーの照射時間自体も15分ほどと短時間で終わります。新しい治療法で手術より安全です。

右の画像は緑内障の視野検査結果です。黒くなっている部分の視野が欠損しています。
 
白内障

白内障は、カメラでいうレンズに相当する水晶体が白く濁ってくる病気です。白内障の多くは年齢によるもので、加齢白内障といわれています。加齢白内障は白内障患者の7割以上を占めます。白髪と同様に誰にでも起こり、60歳以上の方は程度の違いはありますが、ほとんどが何らかの形で白内障の症状を引き起こしているといわれています。他にも先天白内障、外傷性白内障、アトピー性白内障、糖尿病など代謝の病気に伴う白内障、薬剤や放射線による白内障もあります。

白内障の初期は濁った部分に光が乱反射してまぶしさを感じる方が多いです。進行すると濁りにより網膜に光が届きにくくなり、視力障害をきたします。日常生活に不自由を感じるようになったら、濁った水晶体の核を取り出し、透明な人工のレンズを挿入する手術をおすすめしています。白内障手術が必要な方は連携の取れた信頼できる病院をご紹介いたします。

手術後、眼内レンズを取り付けるために残しておいた水晶体の後嚢といわれるレンズの後ろの薄い膜が濁ってくることがあります。後発白内障といい、手術後5年で3割ぐらいの人に起きるといわれています。当院での治療はレーザー(YAGレーザー)にて後嚢を破り再び視力を回復させる治療を行います。比較的短時間で濁りをとることができます。白内障手術後、また同じようにまぶしさや視力低下を感じたらご相談ください。
 
右の画像は成熟した白内障の前眼部写真です。白く混濁している様子がわかります。
円錐角膜
 
円錐角膜とは黒目と言われる角膜の中央から外下方が円錐状に突出してくる病気で、一般的に10代前半の思春期頃に発症し、徐々に進行します。最初は少しぼやけるくらいですが、進行すると強い不正乱視(角膜の歪み)のためソフトコンタクトレンズや眼鏡での矯正が難しくなります。今まで使用していたソフトコンタクトレンズや眼鏡の度数を調整しても視力が向上しない場合などは注意が必要です。原因は不明で、以前は15000人に1人と言われていましたが、診断技術が向上した今では3000人に1人程度と言われています。当院では角膜形状解析装置(角膜トポグラファー)を用い診断に役立てます。

治療は初期の円錐角膜を除き基本的にハードコンタクトレンズを用います。ハードコンタクトレンズを装用することで歪みを矯正して見えるようになるだけでなく、レンズが角膜をおさえて病気の進行を抑制する効果が期待できます。レーシック等の近視矯正手術は円錐角膜に適応しません。また進行により角膜混濁(にごり)がひどくなったり、ハードコンタクトレンズ装用が難しくなったりした場合は角膜移植の適応となります。しかし進行した円錐角膜でも高い処方技術を駆使して合わせた特殊ハードコンタクトレンズを使用すれば、十分に日常生活が送れることが多いため、本当に角膜移植が必要な症例はごく少数と考えます。

当院では後面多段階カーブハードコンタクトレンズや内面非球面型ハードコンタクトレンズなどの各種トライアルレンズを用意して角膜に合わせた処方を心がけております。円錐角膜でお悩みの方がおりましたら是非ご相談下さい。
 
右の画像は円錐角膜進行例の写真です。通常ドーム状の角膜が円錐状に突出している様子がわかります。
眼瞼痙攣

眼瞼痙攣とは、両側または片側の眼輪筋に間欠性、強直性の痙攣が、自分の意志とは別に反復出現する病気です。眼輪筋とは眼をギュッとつぶるための筋肉で眼瞼痙攣の重症例では眼が開けられなくなり社会生活が困難になることもあります。

最初はまぶしさや瞼のピクピク感から始まることが多く進行はゆっくりですが、自然軽快は希です。原因は不明なことが多いですが、心因的ストレス、遺伝的素因、加齢、薬物の使用、科学物質への暴露などにより脳や神経の運動制御システムに機能障害が生じると考えられています。40歳~70歳代の中高年者での発症率が高く、男女比は1対2~3と女性に多く見られます。

眼瞼痙攣の治療は病態に関与する重要な筋肉である眼輪筋の作用を弱めることにあります。眼輪筋近くにボツリヌス毒素を注射することにより眼輪筋の作用を弱め、眼瞼痙攣による開瞼不全を治療します。ボツリヌス毒素は神経毒として有名ですが、使用方法と使用場所を間違わなければ、安全に筋肉の働きを弱めるという意味で非常に有用です。当院では外来でのボツリヌス治療が可能です。眼瞼痙攣が重症化すると2次的にうつ症状を引き起こすことが知られています。眼瞼痙攣でお悩みの方がおりましたら、早めにご相談ください。
網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症は中高年に多く、眼底出血を起こす代表的な病気の一つです。高血圧や動脈硬化また糖尿病がある方に発症することが多いことがわかっています。動脈と静脈の交叉している部分で動脈硬化が強いと静脈を圧迫して静脈の血流が滞り、眼底出血を生じます。閉塞の部位により網膜中心静脈閉塞症(CRVO)と網膜中心静脈分枝閉塞症(BRVO)があります。

右の画像は網膜静脈分枝閉塞症の眼底写真です。写真下方に火炎上の出血が認められます。